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May 2004

逝去

何度か取材などで会って話したことのある25歳の男性が、昨晩遅くに亡くなったと聞いた。具合が悪くなって病院に行き、そのままだった。
彼は私の知る限り、本当に優しく、頭がよく、「いい人」だった。彼を慕う人は多く、どれだけの人が彼に影響されて人生を考えて生きていただろうかと思う。若かったけれど、いろいろなことを考え、実践し、伝える人だった。なんで亡くならなければならない。
でも亡くなった、多分、きれいな顔をして棺に横たわっているのだということは、何となく実感している。
葬儀には仕事のために参列できない。でも彼のために祈っていたいと思う。

昨日の晩、結婚式会場を米軍が空爆し、新郎新婦を含め、参列者40人が亡くなったと言うニュースが流れた。
テレビで写る人たちは、悔しさと怒りと悲しみで、地面をかきむしっていた。どんなに声を上げても上げたりない。これから新しい家族を作っていく喜びにあふれた二人が、これまでそれぞれに人生を生きてきた人々が、喜びの式上で、亡くなって行った。

それが人の手によるものであることが、あまりに悲しい。

一人の知人の死、遠くの国での幸せだった人たちの死。

死は、この世界から、その人がいなくなることだ。残された者はみんな、悲しい。
神様、たくさんの優しさを…。

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食事

今日の夕食。とりあえず忘れないために。

 アスパラの肉巻き
 カリフラワーの塩茹で
 もやしとニラ、まいたけのお浸し
 鯵の開き(外国産じゃないと買えない)
 オクラとミョウガを載せた湯豆腐
 茄子の味噌汁
 白米(ル・クルーゼ炊き)

最近、太ってきた、ような。

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写真

上司から言われ、職場の近所にある印刷所での「デジカメ入門」講座に、後輩と共に出る。
午前中はデジカメとフィルムによるカメラとの違いと仕組みを学び、ニュース写真や人物を撮る時の注意を聞く。
午後は全員で3つのテーマから一つ選び、建物を出て実習した。
選んだテーマは「この町紹介」。町のシンボルなどをたどっていこうかと思ったら、近所の公園でかわいい子どもたちの親子連れがくつろいでいたので、声をかける。

全員が撮った写真を講師が講評することになったら、私の撮った子どもの写真が高い評価を得た。「優しいものとか、かわいらしいものに目が向く感性をもってますね」とのこと。ほとんど駄作を撮ったが、この一言で有頂天になってしまった。
会場から「買いたい!」という声も上がり、単純な私は大いに気をよくしたのであった。


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家事

普段、仕事から帰ると疲れてしまい、料理をするくらいで精一杯。皿洗いはオットに任せ、洗濯やアイロンがけなど、やりたいもののできない家事が多い。
日曜日は、そういう溜まった家事をするいい機会だ。それも、仕事が入ったり友人と会ったりすると全滅。やりたいやりたいと思っていることができないと、自然ストレスが溜まって、良いことはない。
できる時にやるのがいいのだけど。

今日はロールパンを焼き、洗濯し、皿洗いし、料理した。それだけで「幸せ~」だった。曇っていたので、洗濯物が干せなかったのが残念だが。パンは美味だった!

久しぶりの我が家での食事は。
 鶏の手羽元のクリーム煮(ホワイトソースから!)
 サトイモの煮っ転がし
 湯豆腐
 納豆
 白米

カリフラワーから青虫が3匹。早速、カリフラワーの茎ごと移動して、しばらく面倒を見ることになった。 

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憲法

憲法ができて57年目だという。今日は取材を兼ねて、日比谷での「5・3憲法集会」に出かけた。

憲法を語るとき、どうしてもイデオロギーや政治などが絡み合い、平常心ではいられない不思議さがある。
大手4紙を参考のために読んでみると、各紙それぞれ主張が異なっているようで面白い。
一番面白かったのが、産経新聞であった。どの新聞も触れていなかったが、産経新聞によると、自民党憲法調査会が作った試案では「自衛隊」は「軍隊」と明記し、集団的自衛権も認めることを明文化する、とのこと。また「兵」「戦」など、これまで避けてきた言葉を入れることにする方針も書かれているという。ホンネが見えてよかった。

読売新聞などは「読売新聞試案」を作り、全文を掲載していた。これもまた面白い試み。ただ読売の場合は、改正しない、という選択肢がないのである。

憲法集会では、さまざまな人が語った。中でも心に残ったのは、シンガーソングライターの横井久美子さんの歌。「お偉方が平和というとき、戦争になる。お偉方が戦争というとき、若者は徴収される」で始まる「戦争入門」。ドイツでナチスが政権を握ったとき、ブレヒトが書いた詩なのだそうだ。
毎日新聞で、保岡興治・自民党憲法調査会長が言う。「国際的な平和創造活動に参加する旨、新たに憲法に書き込まねばならない」。一見、もっともなことだ。が、「平和」という言葉のもつ魔力に惑わされてはならないように思う。平和のために武力を使うならば、その瞬間、それは平和ではなくなるのだ。

この集会のことを記事にするのは難しい。ただ、私が出会ったある人は「先月沖縄に体験学習に出かけ、心から戦争は起こすべきではない、と確信した」と話していた。
またある人は「平和運動をしていると、絶望しそうになることはある。でもつながっていると思った時、力を得る」と言った。
自分の足で歩き、自分の耳で聴き、自分の目で見、自分の心で感じる、そのときの言葉や思いは、よしあしは別であれ、本物であると思う。

さだまさしは毎日新聞に「あなたの一番大切な人の笑顔を思い浮かべてください。そして、その笑顔を守るために何ができるか考えましょう。それが平和の近道です」と書いていた。
イデオロギーなどに惑わされず、私なりの視点を持ちたいと思う。

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