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September 2007

母子の一日

ふみこ「おいも、大きいから半分こしたおー。
    おかーたん、どうぞ!食べてね」
私「ありがとう」
ふみこ「こえ!食べてね」
私「はい、ありがとう」

夕食の一こま。
ふみこの「○○したおー」の、「おー」が
私はとっても好きだ。

さて今日、オットは仕事で7時半に家を出た。
夜遅くなるという。
朝から、雨だった。
週末は、室内の子育て広場はどこも閉まっている。
遠出したい気持ちはあっても、大人一人では動けない。
だから、家で1日過ごさなければならない。
なんだか、気分が乗らない。
そんなふうに、今日が始まった。

しゅう君が、一日中、とってもよく寝た。
外出がないと、こんなに寝るものなのね。
それとも、日ごろの疲れが出ているのかしら。
そういえばふみこがこれくらい(3ヶ月)のとき、
疲れさせてはいけないと、外出は1日おきだったっけ。
しゅう君には無理をさせているなあ。。
時にはお家デーがないとね。

午前中は、絵本を読んだり、布団でアクロバティックな
遊びをしたりする。といっても、前転くらいだけど。
雨だから、と洗濯は放棄。
部屋の掃除も、朝食の片付けも最低限にする。
そうすると、時間がゆっくり過ぎていく。

10時ごろ、ふみことおやつタイム。
ふみこ2歳のお祝いに、友だちからもらった
クッキーを食べる。

ふみこ「おかーたんも、どうぞ」
私「お母さんも、もらっていいの?」
ふみこ「どーぞ」(袋から出してくれる)
私「優しいねえ、ふみこ」
ふみこ「ありがとうって」
私「あ、そうだったね。ありがとね」
そんなやりとりが何度か。

食器を洗わねば、と気もそぞろな私を見て
ふみこも、何となく面白くない表情。
やや気まずい雰囲気になりかける。

そこで、名案がひらめく。
1歳のお祝いに、ヒトミックス。ちゃんから
もらったマイク付きキーボードが、
引越し以来押入れに入っていたのを思い出し、
引っ張り出してふみこに渡す。
「これ、ふみこちゃんの?!」と
目を輝かすふみこ。
作戦成功!

初めて見たかのように喜び、引越し前の
1歳3ヶ月のころとは見違えるように、
上手に遊び始めた。
成長したねえ。
何しろ、1歳3ヶ月のころは、バンバン
キーボードを叩くので、壊れるんじゃないかと
心配したのだった。
ヒトミックス。ちゃん、改めてありがとー♪

キーボードに夢中のふみこを尻目に、昼食作り。
ご飯がいっぱいあったので、チャーハンにする。
インゲン、ロースハム、玉ねぎ、ブロッコリ。

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1時半ごろ、昼寝タイム。
一緒にしばらく寝て、
やっとエンジンがかかった私。
風呂掃除とオムツ洗いをする。
新聞を読む。

夕方。
「今日は手抜きだ。おでん屋さんのおでんにしよう」
(近所のおでん屋さんは美味しいのだ)
と決めて、夕食を作るのはやめ。
開き直って、ふみこと遊ぶことにする。

一緒に絵本を読み、児童館でやる「アンパンマン
体操」「さんさん体操」「さんぽ」を一緒に
踊り、歌を歌った。

読んだ本は「あな」「そらまめくんのベッド」
(福音館書店/なかやみわ作・絵)。
「そらまめくん~」は、母がふみこの
2歳のお祝いにくれたもの。
ふみこは、読んでいても先に先に
行きたがって、山場を自分で言ってしまう。
例えば、まだ序なのに「ない!ベッドがない!」みたいに。
だけれど、読み終われば「もう一回読んで!」となる。
飽きるわけではないらしい。

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「ふみこちゃんも、ベッド持ってくる!」
と言うので何かと思ったら、
ふみこの誕生祝いに友達がくれた、
マメ3兄弟の入ったさや
(自由学園が製作しているもの)。
ふかふかなお豆のさや。
確かに似ている。。

6時前になったので、
おでんを買いに外に出る。
ひんやりしていて気持ちいい。
ところが、おでんがほぼ完売状態。。
急に寒くなって、とっても大量に売れたとのこと。
お店の人も、嬉しい悲鳴をあげていた。
仕方ないので、わずかに残る
厚揚げ3個、大根の切れ端2個(苦いからと無料)、
昆布3個、さつま揚げ1個を購入。
近くのスーパーで惣菜を購入。

このスーパーの惣菜は初めて買ったけども
口に合った。
「惣菜は味が濃いし、添加物も何が入っているやら」
と、これまで買ったことがなかった。
そんなに身構えることもなかったか。店にもよるけども。

風呂に順番に入れ、9時半、ふみこ就寝。

朝から風呂、寝かしつけまでを、こうして母(父)と
子2人(3人)で過ごしている人たちに拍手!
よくがんばっていると思います。
姉がそうなんだけども。

日曜も早朝から晩まで外出、と言っていた
オットが「明日は休みになったよ」と帰って来た。
ああ、良かった。
土日は、公園ぐらいしか行くところがないから、
オットがいてくれるのは、心底ありがたい。

一日が無事に終わってよかった。
ふみことも仲良く過ごせて何より。

ただ、引っかきと噛み付きは相変わらず。
引っかいたら「ふみこちゃん、引っかいた!」
と、いちいち報告に来る。
私の腕を噛むと「痛くないの~」と言って
大急ぎで逃げていく。
・・・分かってやっている。遊びの一貫?
一時的なブームだったらいいのだけど。

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アブ

夕食のとき、一匹のアブが部屋に入ってきた。
噛まれちゃ敵わないと、手で払うと、
部屋の隅に飛んでいった。
しばらくして、私が風呂の湯を入れて
戻ってくると、ふみこが何か言いたげな顔。
見ると、さっきのアブが、食卓の端っこに
止まっている。
ん?よく見ると、わずかに足を震わせて、
虫の息(まさに)のようす。

「あれ、動かないねえ、どうしたんだろう」と私。
ふみこ「いたい、いたいなの。エーンしちゃったの」
私「虫さんが?」
ふみこ「いたい、いたいなの。エーンなの」
ジェスチャーを交えながら、「あっちからぶーんって」。
頭を振って、虫の動きを教えてくれる。

ふみこの数少ない言葉とジェスチャーから
私が推測するに、部屋の隅に止まっていた
アブが、ブンブンと勢いよく食卓に戻ってきた
ところ、天井から下がっている電気の傘に
ぶつかって触覚が折れてしまったというところか?

大人は誰もおらず、しゅう君はラックに寝ていて、
ふみこはデザートをほおばっている、
その上をアブが飛んで、そして死んだ。

その情景を思うと、何だか不思議な感じがした。
一生懸命説明してくれるふみこが、かわいかった。

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大相撲のけいこ

時津風部屋の17歳の力士が
亡くなったことが報道されていて、
以前、まだ朝青龍が大関の時代に見た
高砂部屋の朝げいこを思い出した。

まだ髪を結っていない若い幕下力士が、
先輩たちに棒でたたかれながら、
厳しいけいこをしていた。
「おらおら~」「立てよ、立てっつってんだろ」
「それでも男かー?」「てめーがろくなけいこができないから
てめーのせいで、誰もけいこできねーじゃねーか」
ヘロヘロになったところに蹴りを入れられたり、頭を殴られたり。
先輩たちが、ニヤニヤしながらやっていたのが印象的。
その力士さんは、体中汗と砂でドロドロになっていた。
一人だけを相手に執拗に繰り返すので、
外でただ立っているだけの力士がたくさんいた。

私、それが、なんだかいじめのようにも見えて、
吐き気まで催してしまったのだった。
その日、知人を連れてけいこを見に来ていた
曙が、一緒になってニヤニヤしながら、
「オラオラ~」とやっていたのもなんだか気持ち悪かった。
曙は最後に「皆、お前のためを思ってやってるんだ。
気合を入れなきゃだめだろ」と説教もしていた。

こういうけいこぐらいでついていけなければ
土俵でもやっていけないんだろうし、
精神を鍛える、と言えばそれまでなんだけれど、
格式や伝統で美しく見える大相撲とは、
また違う面を見せ付けられた気がして、ちょっと
ショックではあった。

今回の事故(事件?)は、時津風部屋だけのことではなくて、
死なないから表に出ないだけなんじゃないかなと、
あの風景を振り返って、思う。
(週刊誌や夕刊紙、テレビでは既に言われているの
ではないかと思うが)

上からやられてきたから、下の者にやる、
うっぷんをはらす、
などの私憤で、暴行はエスカレートするんだろうな。。

高砂部屋で、棒をつかってけいこをつけていた
幕内力士さんは、テレビで見てもナンだか
腹がたって、相撲を純粋に見られなくなってしまった。

相撲協会のことはよく分からないけれど、
ちょっとヤクザな集団なんだろうなあと最近、思う。
金と暴力、口封じ…。

亡くなった斉藤俊さん。
報道時(主に新聞)の描写がとても細かくて
その日の出来事がリアルに想像できてしまう。

親御さんの無念が、伝わってきます。
全部解明されますように。

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エアロビクス!

区の家庭支援センター「にこにこひろば」で
開催されたイベント「親子エクササイズ」に
行ってきた。

ふみこがまだ小さい時に行って以来なので、
ずいぶん久しぶり。
昼寝の時間に重なって、予約しても行けなかったり、
人気があってすぐに予約がいっぱいになって
しまったりで、その存在すら忘れかけていた。

今月、めいっぱいイベントの予約を入れたわりに、
台風とか他の用事やらで、全滅になりそうだったので、
なんとか出かけられてよかった。

この親子エクササイズは、なかなかハード。

眠そうなふみこをお腹に載せたまま
足を上げたり、足を伸ばして座ったまま
お尻を左右に振って前進と後進を繰り返したり。
これは、骨盤のゆがみを直してくれる動きらしく、
大いに張り切る私。

そして、エアロビクス。
子を横に置いて、お母さんたちのためのもの。
左右にジャンプしたり、手を挙げたり。

最後は、となりのトトロの音楽に合わせて、
子と一緒に「あっるっこー、あっるっこー」
と元気よく行進。

そして、エンヤを聞きながら、大の字に
寝転がってゆったりタイム。
このゆったりタイムのさなかにふみこが
どこかに行ってしまったので、ゆったりできなかった。
こういう時間が大事なのね。

でも、楽しく参加できて何より何より。
ふみこも、だいぶこの手のイベントに慣れてきて、
ジャンプするときや、高い高いしてあげるときなど、
結構喜んでくれた。

しゅう君は、大音響の中、ずっと寝ていた。
ありがとう。

体を動かすのって、やっぱりいいなあ。
このたるんだお腹、どうにかしないとねえ。
まあ、甘いものを止めれば少しはいいんだろうけれど。

それにしても、ほぼ毎日お出かけしている私たち。
8キロ前後のしゅう君の抱っこが、腰や
肩に負担になってきた。
片道20分の「にこにこひろば」への道のりは、
いい運動にはなっているのだとは思うけれど…。
おんぶできる日が待ち遠しい。

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家事ボイコット

ふみこが、ずいぶん知恵がついてきて、
ちょっとばかり「赤ちゃん」から脱皮しつつある。
反抗期に入りかけている様子。

なんでも自分でやりたがる。
それはいい。
でも、人のやっていることも、
自分でやりたがり、それが叶わないと大泣きする。
例えば、戸棚からお皿を出す。
ふみこ、向こうにいたのに飛んできて、
「ふみこちゃんが出したかったの~」と泣き、
皿を戻して、もう一度出してくる。

そんな感じ。

あとは、反対していないのに、なぜか怒ることも。
「ぎゅうにゅう飲みたいの~。エーンエーン」

一人で遊んで機嫌が良くても、そうしたことで
すぐエーンエーンとなるので、最近は泣き顔が多い。
(そのほとんどは、アピール泣き。ウソ泣きとも言う)

そして、私やオット、さらにはしゅう君への
カミカミ攻撃、ひっかき攻撃。

これがまあ、痛い。

まず、叱ることにした。
「噛むのはいけません。とっても痛いんだよ」
最近は、これだけでは効かない。
「痛くなーい」などと返してくる。

次に、どんな痛さかを教えようと、ふみこの腕を軽く噛んだ。
すると、大泣き。
「もう噛まないの~」と反省。
ところが、その舌が乾かぬうちに、もう噛んでくる。

顔を押さえつけたり、ホッペを両側から
強く押さえて「いけないの」と言っても、
やっぱりダメ。

とりあえず、時期を待とうかとは思っているけども、
全く、どうしたら良いのやら…

これは、2歳という時期によるのか、
下に子がいるためなのか。
どっちもなのだろうけれど…

とにかく、ふみこはそんなふうに難しい年頃になってきた。
ふみこがワーワー泣き始めると、しゅう君が連動して泣く。

しゅう君を抱っこすれば、ふみこが面白くなくて
あっちの方でクレヨンをばら撒いている。

こういう時、「2人、子がいる人はみんなやっているんだから」
とか、「うちはオットも早くて恵まれているんだから、
文句を言う立場じゃない」とか、「ふみこの不安定さも
道理だから、こっちが抑えないと」とか、
そうやって、私は感情を自分のうちに閉じ込めてきていた。

でも、台所に立ったり、オムツを洗うときに出てくる
じんましんは相変わらず出てくるし(祖母宅にいる
時は全くでなかった)、家事のことを思うだけで、
なんだか泣けてくる。
その上、ふみこに一生懸命接していても、
夜になればガブガブ。

とうとう一昨日、今まで言わなかった一言を
オットに漏らしてみた。
「正直に言えば、しんどい」

口にしてみたら、あら不思議。
少しだけ気が楽になった。
オットも分かってくれた。

昨日の朝、私が起きられずにいたら、
オットが朝食を作り、皿を洗い、ふみこの
相手をしてくれていた。
こうなったら、家事をボイコットしちゃえ。
洗濯も明日、明日!
早起きだったふみこが、10時半から1時半まで
昼寝をしてくれたので、私も昼寝できた。
昼ごはんは、チェーンの中華デリバリーをとった。
昼食後から、歯車が回り始める。
3時から4時まで、家庭支援センターで遊ばせ、
4時半まで公園で遊ばせた。
夜はまた少し元気が出て、煮物を作った。
(白いご飯と筑前煮だけの夕食…。ごめんね、オット)
子たちを寝かしつけるとき、一緒に寝た。

そして今日。
元気に楽しく、ふみこと児童館に出かけられた。
私が元気だと、ふみこも嬉しそうだった。

おとといまで、ものすごく思いつめて、
「子たちを置いて出かけられたら…」
「丸1日、一人になれたら…」
なんて遠い目をしていたのがウソみたいな気分。

時にはボイコットしないとね。

世の、2人、3人の子がいるお母さんたちを、
心底尊敬している今日このごろです。

****

ふみこのできるようになったことも書いておかないとね。

☆靴下を自分ではける。
☆靴を自分ではける。
☆ようやく、お友だちにバイバイと手を振るようになった。
☆絵本をどんどん暗唱している。
☆相変わらずヘリコプター(ヘミコッター)好き。
☆髪をしばってもらう時、小さな自分の椅子に座る。
☆スナップは外せる。ボタンも外せる。
 どちらも、つけるのは苦手。
☆おんぶひもを、プーさんに装着する。
☆一度手本を見せると、できることが増えてきた。
☆私とのお風呂を嫌がる(「おとーたんと入る」)。
☆オットに「こうやってたべるのよ」「これも食べてね」
 などと、食事中も世話を焼く。
☆絵本大好き。
☆ラックの上で泣きまねし、「しゅうへい君のまね~」と言う。

などなど。
笑うこと、楽しいことも、多いのだけどね。

そういえば、「3歳になれば分かるようになるよ」
と励まされることが多くて、楽しみにしていたのだけど、
今日、児童館で友人が3歳の娘を相手に叱っていて、
「3歳になって、物事が分かるようになったら、ややこしい
ことを言うようになった。理屈ばっかり。大変…」と
苦笑いしていた。
3歳になればなったで、違う大変さがあるのね。
未知なる世界。
とりあえず、今を精一杯やることにしよう。

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