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March 2008

「仲良しなんて、ウソ」

新しい育児サークルが発足し、その
総会に参加しての帰り道。
一緒に参加していたSさんが、
区立の台東幼稚園で未就園児の集まりが
いつあるか聞きたい、というので、
台東幼稚園のインターフォンを鳴らす。
すると、園長先生が出てきて、「中へどうぞ」
と親切に招いてくれた。

幼稚園の話が、次第に育児相談のようになる。

Sさんが「最近、仲の良い友達を叩いたりして、
どうしたらよいかと悩んでいて…」
と相談する。
私もそれは目下の悩み。

すると園長先生、
「仲の良い友達?
 あのね、仲の良い、なんて、ウソ。
 2歳くらいの子ってね、いつも会う友達はいても、
 仲良しにはならないの。
 本当に仲良しができるのは4,5歳になってからなんですよ」

え!仲良しはウソ?!
我々、驚いて次の言葉を待つ。

「2歳くらいの子にとって、見えているのは
 人も物も一緒なの。
 欲しいものがある、それしか見えない。
 ほしいから取るでしょう?
 でも、取られた子はいきなり取られるから怒る。
 だから、手を出すの。
 手を出された子も、びっくりして、手を出す。
 それは当然の流れなの。だって、相手の子が
 痛いと思うなんて、思わないのだもの。物と
 おんなじだから」

この発想は、まさに目からウロコだった。
そうか、友達というのはないのか。

それから、先生は言う。
「それからね、注意するときも、
 あれこれ長く説明しても子どもは分からないの。
 いや!と一言言うだけの方が分かるのよ。
 大人と同じようだと思うと、イライラしたりするでしょう。
 でも、同じじゃないの。分かる言葉で、感情を
 伝えた方がいいのよ。
 相手も同じような感情をもっている人なんだ、
 それを教えるのが、幼稚園なんです」

子どもは、思っているほど分かっていない、
この発想もまた、目からウロコ。
つい、2歳半にもなればいろいろ理解していると
思って、長々と説教してしまう。
でも、分かっていないのだ。
まだ2年半しか生きていないんだものね。

そう思えば、もっとゆとりが出てくる。

ただただ、子を待つ。
それが、大事なんだな。

昼寝中、突然しゅうへいが大泣きし、
起こされたふみこも怒って泣く。
しゅうへいを抱っこしているのを見て
ふみこの怒りは高まる。
「しゅうへい君は、置いて!
 ふみちゃんを抱っこして」
と泣きながら主張している。
心の奥の方で、「泣いていれば!と
放ってリビングに行くこともできるなあ」
とか「我慢しなさい!ということもできる」
という思いがちょっと出てくる。
でも、ふみこはまだ赤ちゃん。
抱っこして欲しい気持ちは、正直な心だ。
我慢しなさいなんて、言ってはいけない。
と制して、少し落ち着いたしゅうへいを床に下ろし、
リボンをおもちゃとしてあてがって、
ふみこを抱っこする。

しばらくするとふみこは落ち着き、
しゅうへいと遊んでくれた。

待って、子の要求をしっかり見据える。
それがうまくいって、心底嬉しかった。

そっか、まだ赤ちゃんなんだよねえ~、
と、改めて認識したのだった。

親も未熟、子も未熟。
いい時期にいい人に出会えたのであった。

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結婚式にお招ばれ

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オットの学生時代の友人Nちゃんが
結婚するというので、
我が家の4人を
招待してくれた。
ただ、しゅうへいは
小さいし、ちょっと
大変かなということで、
代表としてオットと
ふみこの2人で参列
させてもらうことに。

しかし、そんなハレの席は初めてのふみこ。
私がいなくて大丈夫かしらん。
ということで、こっそり外に待機して、
いざ「おかあちゃーん」となったら
すぐに出て行こうということになった。

場所は芝公園の「ザ・プリンスパークタワートウキョウ」。

母に作ってもらったワンピースに身を包み、
やや興奮気味のふみこ。
結論から言うと、最後までとっても楽しんだようだった。
ほとんど、なじみのDちゃん(男)が遊び相手に
なってくれたようで、途中で私が顔を出した
ときは、ギャハギャハと大騒ぎして遊んでもらっていた。
ご飯もけっこう食べていた。
ありがとう、Dちゃん。

新郎新婦お色直し後の再入場の際は、
8歳の女の子たちとシャボン玉を
吹きながらエスコートなんていう
大役もいただき、なんとかこなした。

一緒に出席していたAちゃんによると、
おもちゃを落としたりしてもオットは動かず、
Dちゃんが拾っていた、とか。
ふみこがおなかを壊してしまい、オットがトイレの
後片付けをしている間、ふみこはやはりDちゃんに
遊んでもらっていた、とか。
落ち着いてNちゃんをお祝いしたかったと思うのに、
何だか、とっても申し訳ない。
私が出席していればなあ、と思うことも多々あれど、
それでも、ふみこもよく頑張ったから、良かったのかな。
Dちゃん、今度我が家でご馳走するからね。

それにしてもNちゃんは美しかった。
これからNちゃんは一人中国に行って調査&研究に
専念することになるらしい。
なかなかハードな結婚生活だけども、
身体に気をつけて過ごして、
ゆくゆくは2人で暖かい家庭を
築いてほしいなあと思う。
お幸せに~。

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33階スカイバンケットから
覗いた東京タワー&増上寺の桜。
いい眺めです。

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祖母邸?

今回、祖母邸に行ったのは、母が上京しているから
というのと、4月から神戸に転勤が決まった兄が、
最後の数日を祖母宅で居候しているから。

久しぶりに兄に会った。
しかし、関西に行ってしまうのは寂しいものがある。
5月に生まれたさきちゃんに、いつ会いに行こうかしら
と思っていたところに転勤するという話を聞いたので、
とてもがっかり。
といっても、6月にもまた会う予定があるので、
まあそんなにずっと会えないわけではないのだけど。

朝、祖母と、カナダから結婚準備のために
一時帰国している隣の家の従妹K子ちゃんと
ふみこと、そして隣のアイドル犬、アンちゃんとで
祐天寺の桜を見に行く。
もうすっかり満開!
携帯を忘れたので写真なし。残念。
ふみこは桜よりも境内の石拾いに夢中だった。
K子ちゃんは5月に結婚予定で、結婚したら
日本を離れてしまうので、ちょっと寂しい。
幾分美しくなった感じのK子ちゃん。
幸せを祈るばかり。

私たち親子がいるというので、今日は
姉と甥っ子2人も祖母宅まで来た。
3歳半のえい君とふみこは、2人で2階に
上がったり降りたり。
途中でふみこが意味なく叩くのを制止することも
あったけれど、基本的にはまあ仲良し。

しゅうへいは久しぶりの家に落ち着かず、
2日間、ずっと私の傍にいた。
人見知り、場所見知りが少しだけあって、
大泣きしたりはしないのだけど、いつもの調子が
出ないらしい。

夕方、帰宅すると、2人とも何だか安心した
感じで遊んでいた。
基本は、家好きなのね。

祖母邸はとにかく、我が家より広いので嬉しい。
ただ、ことし米寿になる祖母には、子たちの相手は
楽しいけれど疲れる要因らしい。
そう思うと、私が一番リラックスできるのは
実家だわね。
来月、帰省することにしましょう。

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ヒトミちゃんち、祖母邸

このブログにコメントをくれる友達、
ヒトミックス。ちゃんが3月8日、
2人目の赤ちゃんを出産した。
上が3歳の女の子で、下が男の子。
身の回りには、上と下で性の違う子が
結構いる。面白い。

祖母宅から、ヒトミちゃんが里帰りしている
実家が程近いので、祖母宅の家に遊びに行く
足で、ヒトミちゃんのところに顔を出すことにした。
朝メール。快諾をいただく。
いつも突然でごめんね、ヒトミちゃん。

赤ちゃんのエータ君。
まだひと月たっていないのに、お目目が
パッチリ二重ちゃん。
顔がとってもとっても小顔で、
身体もちっちゃくって、本当にかわいらしい。
赤ちゃんって、かわいいねえ。

第二子は、穏やかなことが多いようだ。
ご多聞に漏れず、こちらのエータ君も
おとなしくって、我々滞在中、泣いたのは1回だけ。
あとは一人で寝入ったりして、本当に穏やかだった。
これからどんなふうになっていくのかな?
楽しみだ。

さて、上の子たちの交流は。。。

赤ちゃんが生まれてからすっかり甘えたちゃんに
なったというこーちゃん。
時おり、「赤ちゃん嫌い!」という名言も出るらしい。
姉か兄になる多くの子が通る道。
試練の時だ。
でも3歳過ぎているし、早く乗り越えられるんじゃ
ないかしらん?

それでもこーちゃんは、相変わらず可愛くって、
おしゃまさんで、見ているだけで楽しい気分。
しゅうへいのやることなすことが笑えるらしくて、
ゲラゲラ笑っている。

ふみことこーちゃんも、いい感じ♪
というか、物の取り合いでケンカにならないだけで
嬉しい。
こーちゃんが、ヒトミママの幼い時に遊んだという
リカちゃん人形を貸してくれ、2人で人形遊び…
と思ったら「ダメ~。お人形、座らせるの~」
とこーちゃんの悲痛な叫び。
ふみこはリカちゃんを寝かしてしまって、
和やかムードはあっという間に終わってしまった。

マフラーを巡って、二人で漫才のようなことを
することもあって、そういうのは笑っていられる。
そのうち、眠くなったふみこがこーちゃんを
ムリヤリ抱きしめたり追いかけたりして、
こーちゃんが不快になっていく。

一時は、ピアノを弾いて楽しい時間が訪れるも、
こーちゃんは腰に手を当てて、
「こーちゃん、怒るよ!」
(ママの真似らしい)
まだふみこが懲りないので、とうとう
ほっぺを膨らまして
「こーちゃん、怒ってるんだから!」
それがまた可愛いんだけども、本人は真剣。

ようやく帰り際、ふみこが「ゴメンネ」
と言うも、「こーちゃん、怒ってるんだから!」
と怒ったまま、別れたのだった。

うーん、かわいいなあ、こーちゃん。

私のことも随分認識してくれて嬉しい。
今度は自宅に帰ったときに、また遊びに行くつもり。

****

タクシーに乗って、今度は祖母宅へ移動。
続きは次の日記にて。

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上野動物園

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写真左:皆で記念撮影。
写真右:通り道の上野公園の桜。

児童館で仲良くなった面子で上野動物園に行く。
既に春休みになった子どもたちで、動物園は
朝からやや混み状態。
それでもパンダはちゃんと列に並んで見て、
ゾウは素通りしたものの、ライオンもトラも
ゴリラも、しっかり見ることができた。
トラときたら、見ているふみこの目の前を
行ったり来たり。
こんな間近で見たのは私も初めて。
トラがぎろりと子たちを舐めるように睨んで
歩く姿は、かなり迫力で泣き出す子も多数。
さすがのふみこも、腰が引けていた。

昼食後、西園に移動して、食事中の
カバ、キリンなども見て、終了。
カバも、いつも寝ている姿しか見れなかったのが、
むっしゃむっしゃと草を食べているのが見れて良かった。

カバって、大きいのね。

9ヶ月のしゅうへいにはどう映っているのかしらん。
ふみこが動物園デビューしたのは1歳だったから、
しゅうへいは相当早くから動物を見ていることになる。

年間パスポートは、実にありがたい。
母には、庭のように動物園にいけるなんて
恵まれているとよく言われる。
実にその通りだと思う。

本当の野生の動物ではないけれど、
絵やテレビの中だけでない動物をこれだけ
身近に見ることができるのは恵まれている。

グループ行動には制約もあるけれど、
個人で回るのとはまた別の楽しさがある。
また春休みが明けたら遊びに来ることにしましょ。

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