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August 2012

国立科学博物館へ

長野から東京に戻って5日。
初日と二日目は、シホが夜中も30分から1時間おきに
起きては授乳をしていたり、久しぶりの我が家で
後追いし、私が少しでも離れると泣いたりしていた。

それに加えて、東京の夜の暑さは半端ではなく、
昼間も長野に比べて湿度が高くて過ごしにくく、
たった3日で体全体がボロボロになったような感じ。
昼間、子どもたちが遊んでいる間に何度も何度も
昼寝させてもらった。

昨日は我が家に一つだけあるウインドウエアコン
(リビングでなく、隣接する部屋にある)
を一日中つけていたのにちっとも涼しくならない
気候で、それでも外に出るのも億劫で、
ずっと暑い家にいて参ってしまっていた。

それが、ようやく東京に体が馴染んだのか、
今朝起きたら、体が大分楽になっていた。


ということで、今日は久しぶりにお出かけ。
涼しいところにGO!
上野の国立科学博物館へ行って来た。

今まで年に1回のペースで行ったことはあるのだけれど、
子どもたちの反応がいま一つで、私も積極的に
行こうとしたことがなかった。

このところ、しゅうへいとタツジが恐竜づいていて、
ふみこも恐竜や宇宙などに関心が出て来たので、
今日は初めて、地階の恐竜の化石の階、宇宙の階などに
足を踏み入れたらば。

子どもたちの興奮すること!

それはもう、ずーっと興奮して歩き回って、
少しも私の説明など聞かずにさっさと先に行って
「ママー、こっち来て~」
と3人が異口同音に私を呼ぶ。
 
私も進化とか恐竜とかロマンを感じて大好きで、
特に、このところ恐竜の研究がまた進んで
鳥類との関係性が強く論じられいてるのを見ると、
鳥を見るだけでも「あれが恐竜の生き残りかもねえ」
とまぶしく見るようになっている。

恐竜の骨や説明などを4人ではしゃぎながらゆっくり見て、
それからほ乳類の祖先や人間の祖先(ほとんどサル)を
またまた大興奮のうちに見て、それから
宇宙の始まりから、原子やなにやらいう科学的なものを
集めた部屋に行って、またまた頭を働かせながら
見学し(心なしか、男の子率が高い!)、
いったん頭を冷やすために屋上のハーブガーデン、
およびパラソルガーデンに行ってジュース休憩。

ここがとっても暑くて、パラソルがあっても座る場所が
陰になっていなかったりで長居できそうにないのだけど、
しゅうへいとタツジ、途中からふみこが加わって、
3人でキャーキャーと奇声を挙げながら走り回って
運動不足を解消(ほかにお客さんがいなかったので)。
疲れてケンカが始まったところで、今度は一つ下がって
3階の発見の森というコーナーと、ほ乳類の剥製がある階へ。
 
発見の森は、小動物、植物、虫たちの展示で、
ボタンを押すと蝉や小鳥や秋の虫たちの声が聴こえるものも。

ここでたっぷり癒された。
たとえ偽物の葉っぱであっても。
たとえスピーカーからの声であっても。
私は心底、虫の音(虫そのものも)や植物が
好きなんだなあと思った。

長野では毎晩、虫の声が子守唄だった。
幸せであった。
東京では、なかなか虫の声が聴こえない。寂しいことだ。

本気で、森に住みたいと思ったほどだった。

剥製のコーナーで、また子どもたち、特に男の子たちは大興奮。
「ママー、こっち来て~」に応えているうちに、
私はくたびれ果ててしまった。

結局、博物館には13時ごろから16時半ごろまで滞在。
(お昼は、上野公園のグリーンサロンの外の木陰で食べたので
 上野公園滞在時間はもっと長い)
しゅうへいとタツジが興奮して追いかけっこを始め、
それをやめなさいという私の声が聴こえなくなり、
3回以上言ってもやめないのでゲンコツをして怒ったところで
滞在の限界を感じて帰る支度を始めたのだった。

しゅうへいとタツジときたら、、

この「言うことを聞かない」ことも、結構疲れるものだ。

でも帰宅してからの、3人の快活なこと。
ケンカすることもなく、ふみこは何かとしゅうへいに
話を振ったりするし、しゅうへいはタツジにものすごく
いいお兄さんだし、タツジもいけないとされることは
一切せず、それどころか率先して片付けをしてくれた。

さらに、しゅうへいは夜寝る前の1時間半くらい、部屋を
動き回りながら、ずーっと「将来しゅうへい君がなりたいのは
羽があるドラゴンで、首のところから手が出ていて、
口からは火が出ていて、剣も持っていて、困っている人を助けるの」
について話し続けていた。

さらに、「しゅうへい君はねえ、ママが大好き。だって、優しいから」
と、半年前とは正反対の嬉しいことを言ってくれる。



半日間、べったり傍にいて、同じ方向を見ながらいっぱい話をしたり
するだけで、子どもたちはこんなに素直で、笑顔でいられるんだと
思うと、本当に愛しい。

そういう意味では、科学博物館、ありがとう。

何度でも行きたいらしいので、今度は年間パスポートを購入して、
また行こうかな(一回入場料600円、年パス1000円だからね)。

夏休み最後に親子で楽しい経験ができて良かった。

明日は、夜友達親子と公園で花火大会、
明後日は、ふみこの習い事の体験に出掛ける予定。
そしてその次の日から学校と幼稚園。

そろそろ気持ちを切り替えていかないとね。

ゆりーykfst  at 22:57コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

夏休み~長野最終日

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明日東京に戻るので、今日が3週間に及ぶ長野生活の実質的な最終日となった。
最終日の今日は、オットも合流したので7人で戸隠高原の「ちびっこ忍者村」に出掛けた。
ことし30周年ということで、私が5歳の時にできたんだと初めて知った。

森に広がるアスレチック、からくり忍者屋敷、手裏剣投げ場、木のトロッコに乗るスラロームなど、1日いても全然飽きない。
木陰にしつらえられた休憩所は豊富にあり、0歳から4歳が遊べる室内の遊び場は2つあって、それぞれ大小のおもちゃは充実しているのも心憎い。

夏休みのピークはものすごい混雑だったと思うけど、ピーク過ぎた今(長野県内は夏休みが終わっているため)はほどよく混んでいて、とても楽しめた。

特にアスレチックは、しゅうへいもふみこも果敢にいろんなものに挑戦し、とても自信がついていい顔をしていた。
私が見ていないときに、オットがしゅうへいを助けるつもりで自分が池に落ちるハプニング発生。
池ぽちゃはだいたい大人がなっていて、みんな照れ臭そうであった。
子どものほうが身が軽いのかもしれないね。

母にシホとタツジをキッズルームでみてもらい、私がしゅうへい、オットがふみこをそれぞれ見てあげられたのも子どもたちの満足度が高かった要因かも。

今週始めから自分の仕事も始まっていた母にとっては、私たちが一週間滞在を延ばしたことでリズムをくずされ疲れたと思う。
ありがとね、母。

何しろ授乳している間に洗濯物が畳まれていたり、授乳の間に食器が洗われていたり、みんなのシャワーしている間に食事の支度が進んでいたり、、と、完全に至れり尽くせりな毎日であった。

東京で私、家事できるかしら??

今回、子どもたちがそれぞれひと皮むけて、楽しい夏休みになった。

というか、

あと一週間でふみこの宿題を完成させ、私は雑巾を作り(小学校のための)、しゅうへいの課題「なつやすみのおもいで」を作成などなど、大変だ~。
間に合うか?

忘れないうちに。
シホは前回の日記の翌日から腰を上げたハイハイを始め、病気もすっかり治ったことで病気前よりも笑顔や動きがパワーアップしたみたい。
ハイハイができるようになって世界がぐんと広がり、とってもご機嫌さんな毎日だ。
東京での生活もスムーズにいくかな?

さて。

東京の生活、がんばろ。


ゆりーykfst  at 21:45コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

しゅうへいの「なんで?」

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写真は、子育てひろばで作り上げた「おうち」にて。

このところ、しゅうへいの「なんで?」が難易度を増して、答えにくくなってきた。
記録的に。

○「どうして雷は起きるの?」

○「電気って、どうやってつくるの?」

○「空はどうして青いの?」(定番ですな)

○「種は誰が作ったの?」

○「地球はどうして固いの?」

○「石は誰が作ったの?」

印象にあるのはこれくらい。また思い出したら書こうかな。

ふみこにも「なんで?」「どうして?」はあったけど、あまり科学的ではなかった。
しゅうへいの質問はまさに科学。男の子はこうして男の子になっていくんだなあ。
知りたいこと、気になることがありすぎて毎日忙しそうだ。

一方で、「うんち」「おっぱい」「ちんこ」「じじい」「ばばあ」と言うのが大好きで、どうしたもんか考え中。
実際誰かに「じじい」「ばばあ」は言わないのだけど(シャイなしゅうへいが言えるはずがない)、普通にテレビや新聞をみながら「このじじいは」とコメントするので参る。
ほっとくのがいいのかしら。

そんなこんなな五歳男子。どんな少年になるのやら?


ゆりーykfst  at 22:04コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

「ごめんね」と兄の立ち位置

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写真は、小麦粉粘土をめちゃくちゃに混ぜ込んで作った「しょうゆが混ざったご飯」のえび握り寿司、だそうな。

昨日、しゅうへいは、たぶん物心ついてから初めて、私を叩いた後に自分から「ごめんね」と言った。
今まで、何か腹の立つことがあって私を叩いたりつねったり「バカヤロウ」と叫んでも、一度も「ごめんなさい」と言ったことがなかった。
弟に痛いことをして謝るのも、私が「ん?」という顔をしたときや、諭した後に促されてするものだった。
それが、自分から「ごめんね」と。

その後は立て続けに、思わず手を出した時は必ず「ごめんね」と言った。

これだけでもしゅうへいの中での大きな変化を感じた。
余裕が出てきたのかもしれない。

相前後して、タツジと「兄弟として」遊び始めた。
これまでは、遊ぶには遊ぶのだけど、ちょっとするとしゅうへいがタツジにちょっかい出し始め、エスカレートしてタツジが泣いて終わり。

それが、今日出掛けた子育てひろばでは、タツジが「こっちにおいで」と挑発しても笑って返し、追いかけるのだけど手を出さず、最後まで楽しそうに二人で遊んでいた。
びっくり。

そして更に驚く展開が。

これまで、「○○やってくれる?」と手伝いをお願いしてもまるで無視、それどころか、ごみは床に捨てる(ゴミ箱が目の前にあっても!)、おもちゃは投げる、とヤンチャになって私にしばしば怒られていた。

とにかく言うことを聞きたくない反抗期らしく、その頑固さは逆に感心するくらいだった。

それが今日、これまた子育てひろばにて。
ご飯中、棚に置きっぱなしだったミニナップザックが必要になって、ふみこに頼んだら「なかったよー」と帰ってきて、別の場所に遊びに行ってしまった。
授乳中で動けないし、しゅうへいは頼んでもやってくれないだろうし、さてどうしようと思案していたらば。
横にいたしゅうへいが、「見てくる!」と立ち上がるではありませんか。
見てきたらナップザックを手にしている。
「ありがとう~」と受け取り、今度はガーゼハンカチを濡らして絞ってほしい。ふみこに聞いたら「やだ」とにべもない。
またも思案していたら、しゅうへいがこちらを見ている。もしかしたら、と「濡らして絞ってきてもらえる?」と聞いてみると、さっとやってきてくれた。

びっくり。

三歳から五歳では、ごく当たり前なお手伝いかもしれない。
でも、一切合切お手伝いを拒絶していたしゅうへいが言われた通りに手伝ってくれたのには、ものすごく大きな意味があった。

この一連の出来事はつながっている。

しゅうへいが変わりつつある。
何かまた大きな皮が剥けそうな、そういう雰囲気。

この夏休みは、私の中で課題があった。
しゅうへいに家の中で自信をもてるようになってほしいこと。
弟に当たったりいきなり暴力的になるのではなく、兄弟で言葉を交わしながら、楽しく過ごしてストレスが発散できるようになってほしい。
そしてその結果、幼稚園に行っても自分を出せるようになることを願いながら。

長い夏休みを一緒に過ごしながら、できるだけ話を聞いて、二人きりの時間も設け(実家だとその時間が増える)、叱るときはスキンシップとりながら叱り。

その対応としゅうへいの成長のときが重なったのだと思うのだけど、今日の雰囲気を見て、2学期のしゅうへいを楽しみに思えるようになった。

ゆっくりマイペースに、変化を楽しんでいきたいものです。


ゆりーykfst  at 21:45コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

ふみこからのプレゼント

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実家に置いてあった「婦人画報」(母の知人が記事を書いている関係でたまたまあった)をふみこがパラパラめくり、500万円するようなダイヤやサファイアのアクセサリーを、目をキラキラさせて眺めていた。

「ねえお母さん、どういうのが好き?ふみちゃん、20歳くらいになって働いたらお母さんにプレゼントするよ」とふみこ。
発言にびっくりしつつ、
「ほんと?嬉しいねえ。でも、気持ちは嬉しいけど、あんまり良いものは滅多に身に付けなくてもったいないから、普段使えるようなのがいいかなあ」
とやんわりお断り。

そのあともよだれを流さんばかりにアクセサリーに見入って、「どれがいいかなあ」と悩んでいた。
キラキラに憧れているからねえ。自分が一番身に付けてみたいんだろうな。

そんなことのあった数日後。
ふみこが母と百円ショップにでかけて帰宅すると、ふみこが「お母さんにプレゼント!」と言っていそいそと袋から何かを出す。

それが冒頭の写真のカードケース。
ふみこが言うには、
「お母さん、お財布がぱんぱんでしょ。カードケースがあれば整理しやすいかと思って。それに宝石は普段使わないって言うし」
とのことで私の財布を心配して選んでくれたらしい。
その気遣いに心底感謝して、一緒にカードをお引っ越しさせたのであった。

ありがとう、ふみこ!
大事にするね。


ゆりーykfst  at 20:58コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!